保存サイトでアーカイブしました。 hozonsite-1.3.0
トップページへ
救急搬送困難、コロナ感染者以外が増加…病院「根本的な理由分からない」 : 読売新聞

救急搬送困難、コロナ感染者以外が増加…病院「根本的な理由分からない」

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 医療機関に患者受け入れを3回以上断られるなどの「救急搬送困難事案」が、9~15日の1週間に横浜市で過去最多の541件となり、川崎、相模原市も高水準が続く。新型コロナウイルス感染拡大の「第8波」が続くなか、感染の疑いがない患者でも受け入れが断られるケースが増加している。(村松魁成)

高校生の就職活動解禁、求人倍率は過去最高の3・49倍…人材獲得競争が激化
救急要請に対応する救命医(18日午後、横浜市中区の横浜市立みなと赤十字病院で)
救急要請に対応する救命医(18日午後、横浜市中区の横浜市立みなと赤十字病院で)

 「本当に申し訳ないが、受け入れを止めさせてもらっている――」

 横浜市立みなと赤十字病院では10日夕から24時間、一部を除いて救急搬送の受け入れを断った。現場では「どんな時も断らない」ことを信条としてきたが、苦渋の判断だった。救命救急センター長も務める武居哲洋副院長は「コロナ感染者以外を断るケースが増えた。複数の要因が重なっている」と表情は険しい。

 高度医療機関として、重症者を含む32床のコロナ患者専用の病床も8割が埋まる状況だ。1月以降は約550床の一般病棟も 逼迫ひっぱく している。18日時点で満床の病棟もあり、「異例な状況」だという。社会活動の回復で、これまで減少していた一般疾患の患者数が急増しているとみられ、武居副院長は「検証しないと根本的な理由も分からない」と語る。1月に入って200件ほど救急搬送の受け入れを断っているといい、「このままでは20%以上の患者を断らざるを得ない状況。コロナ病床の使用率だけでは、現場の厳しい状況は測れない」と訴える。

1

2

新型コロナ・都道府県別感染者数や最新ニュース
【連載】コロナの先へ 危機の教訓
スクラップは会員限定です

使い方
「社会」の最新記事一覧
3736965 0 社会 2023/01/21 23:42:00 2023/01/23 00:01:13 2023/01/23 00:01:13 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/01/20230118-OYT1I50184-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)